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寿退社のタイミングは入籍前or入籍後?決め方や必要な手続きを紹介

こんにちは!全国にウエディングステージを展開する「スタイルズ」です。

 

結婚を機に退職をすることを「寿退社」といいますが、入籍後・入籍前どちらに退職するべきか悩む方は多いです。

 

どのようなタイミングで会社へ伝えるのが良いかも、迷うところですよね。

寿退社後に転職を考えている方・そうでない方でも、必要な手続きは異なります。

 

今回は寿退社のタイミングや流れ、退職後の手続きをあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

寿退社は入籍前or入籍後?それぞれの考慮点や伝え方をチェック

寿退社は入籍前か入籍後、どちらがベストなのか気になりますよね。

まずはそれぞれのメリット・デメリットをお伝えし、寿退社をする際に考慮したい点や、会社への伝え方をご紹介していきます。

 

入籍前の寿退社のメリット・デメリット

婚約時点での退社となるため大きな影響はなく、会社での姓の変更手続きがないためスムーズです。

結婚を伝えなくてもOKなので、職場に伝えたくない方は入籍前が良いかもしれません。

 

デメリットとしては、退職時にもらう離職票などの書類が旧姓になっているため、入籍して姓が変わったことを窓口で伝えて書き換えてもらうといった手間は発生します。(姓が変わったことを証明できる戸籍抄本・住民票などが必要な場合もあります)

また、年金・健康保険の氏名変更を自分でする必要があります。

 

入籍後の寿退社のメリット・デメリット

入籍後の寿退社では、会社から結婚のお祝い金がもらえることや、年金・健康保険の氏名変更は会社が行ってくれるという点がメリットでしょう。

すぐに転職する場合も、年金・健康保険の氏名変更は転職先が行ってくれます。

 

デメリットは会社で姓の変更手続きをする手間があることくらいですが、職場での氏名が変わるのが面倒という方はデメリットかもしれません。

職場の就業規則によっては、旧姓のままで働くという選択肢もあります。

 

寿退社をする際の考慮点

ほとんどの企業は、退職願・退職届の扱いや退職に関する規定が設けられています。

就業規則を守らないと、会社に受理されない可能性があります。

 

入籍前・入籍後で共通して、「就業規則」に記載してある、退職の意思表示の時期・退職届の提出時期の確認をしておくことが重要です。

 

会社によりますが、退職希望の半年〜3カ月前までに伝えておくのが一般的とされています。
現在の職場にて十分な引継ぎができる余裕のあるスケジュールを組みましょう。

 

また、退職届は上司との面談で正式に退職日が決まってから提出する書類であるため、後任への引継ぎ目途が立った頃に、上司から提出を求められるケースが多いです。

 

退職届の提出から14日後に正式に退職が認められ、その後の取り消しはできません。

 

退職後の手続きに必要な書類を会社から受け取ることも、忘れないようにしましょう。

必要な書類は、主に雇用保険被保険者証・離職票・健康保険資格喪失証明書・源泉徴収票・年金手帳です。

 

寿退社を伝えるタイミング

退職の意思は先ほどもお伝えしましたが、遅くても3カ月前までに済ませるのが理想的です。

 

また、会社への報告の際は伝える順番も大切です。

まずは直属の上司へ報告をし、その後に同僚や部下に伝えて引継ぎや挨拶をしましょう。

取引先など社外にもお世話になった方がいる場合は、上司に相談をして一緒に挨拶回りをします。

感謝の気持ちを伝え、最後まで責任を持って業務を遂行しましょう。

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寿退社で必要な手続きは?転職の有無でも異なる!

寿退社をするにあたって、退職後にさまざまな手続きが必要です。

パートナーの職業やご自身の転職の有無によっても手続きが異なるので、注意しながら参考にしてください。

 

寿退社に必要な手続きと流れを確認

これまでは会社が引き受けてくれていた各種税金などの手続きを、退職後は自分で行わなければなりません。

 

結婚後、氏名や住所が変更になったら、加入している保険も変更手続きが必要になります。

その他、年金・税金の手続きの変更に関しても詳しく紹介していきます。

 

①保険証の手続き

すぐに転職する場合は新しい会社で手続きを行うため、源泉徴収票・雇用保険被保険者票・マイナンバーカードを用意すればOKです。

 

夫の扶養に入る場合は、夫側の会社に申請をします。

扶養に入らない場合は国民健康保険に加入するか、健康保険の任意継続を行います。

任意継続とは、退職してしばらくの間(最大2年間)、退職前の会社の健康保険を継続できる制度です。

基本的には、在職中の倍の負担になります。

 

②年金の手続き

夫が会社員の場合は、夫の会社へ健康保険被扶養者届及び国民年金 第3号被保険者関係届を提出し、扶養に入ります。

夫が自営業の場合や失業保険を受け取る場合は、退職後から14日以内に自治体の年金窓口にて国民年金保険に切り替えます。

 

③税金の手続き

前年の所得から金額が決まる住民税は、後払い方式です。

 

退職後に仕事をしない場合でも、自分で支払いする義務が生じます。

転職しない場合、特別徴収から普通徴収への変更手続きを行いましょう。

 

普通徴収は年4回、6・8・10・1月にあります。

住民税の支払い方法は以下の通りです。

  • 1~5月の退職:退職する月の給料から一括徴収
  • 6~12月の退職:未払いの住民税を一括か分割か選択可

 

また、所得税は1年の総収入を想定して12で割り、給与から毎月天引きする仕組みのため、退職後1カ月以上給与をもらっていない期間があれば、所得税を払い過ぎていることになります。

 

そのため、退職後に年末調整を受けることができない場合は、翌年に自分で確定申告を行う必要があります。

すぐに転職する場合は、新しい会社で年末調整をしてもらえるので確定申告は不要です。

 

確定申告には職場の源泉徴収票が必要なので、退職時に必ずもらうようにしましょう。

 

失業保険を受け取る場合の手続き

失業保険を受け取ってから転職をする場合は、退職日から10日以内に離職証明書が送られてくるので、書類を持ってハローワークへ行きます。

 

受給期間は退職日の次の日から1年間です。

失業保険金は、賃金日額の5~8割程度を被保険者の期間によって定められた給付日数分受け取れますが、寿退社の場合は自己都合退職のため3カ月間は給付できません。

 

ただし結婚に伴う引っ越しなど、やむを得ず会社を退職する場合は、特定理由離職者の優遇制度を使える場合もあります。

その場合、待機期間7日間の後すぐに受給可能です。

 

妊娠中などですぐに働けない場合は、ハローワークへ申請しておくと最大5年間支給資格を延長できます。

 

 

寿退社でメリットの多いタイミングもある?

寿退社をするのに、入籍前・入籍後ともにおすすめのタイミングがいくつかあります。

 

まず、先ほどもお伝えしましたが年末調整を行う前に会社を辞めてしまうと、払いすぎた分がある場合、退職後に自分で確定申告を行わなければなりません。

そのため、年末調整が終わった後の「年末」に退社するのがおすすめです。

 

月のどこで辞めるかも重要です。

 

例えば、社会保険料は社会保険の資格喪失日がある1ヶ月の分を支払う仕組みのため、月末日に退職であれば翌月は社会保険の金額を支払うことになります。

国民年金や国民健康保険料は社会保険料より高いため、退職後に加入する場合は、月末に会社を辞める方が金額を抑えられるでしょう。

扶養に入る場合は、月末の1日前までに退職して扶養の手続きが終われば(退職してから5日以内)、その月の保険料がかからないことになります。

 

また、ボーナスを受け取ってから退職というのも、おすすめのタイミングといえます。

 

 

入籍前か入籍後か?寿退社の時期はメリット・デメリットで見極めよう

入籍前の寿退社は、退職時にもらう書類の氏名を変更する手間は発生しますが、会社での姓の変更手続きがないためスムーズです。

 

入籍後の寿退社では、会社で姓の変更手続きをする手間がありますが、会社から結婚のお祝い金がもらえたり、年金・健康保険の氏名変更を会社が行ってくれるメリットがあります。

 

会社の方と仲が良い場合は、先に入籍することで多くの人に祝福してもらえるのも嬉しいポイントですよね。

 

年末調整を行わないために年末で辞めたり、保険料を抑えるために月末で辞めたり、ボーナスをもらってから辞めたりなど、得をするタイミングで退職を決めるのも1つの手です。

 

2人でしっかり話し合い、スムーズな寿退社ができると良いですね!

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